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立山青くんのファーストアルバム 〜 市村禁煙物語 〜 酒飲んでブギー

とにかく眠い。

気を抜くと眠ってしまうし気を入れると笑ってしまう。とうとう気が狂ったのか市村はと心配する人があるかと思う。申し訳ない。その通りなのだ。気が狂った俺は、はじめたのだ。5年ほど前に第一章が完結した「市村禁煙物語」の続きを。

きっかけは一枚のCDだった。

立山青(たてやま せい)という岡山のブルースマンのファーストアルバム「BLUE IS MY NAME」。通販で届いた翌日に、そいつをポータブル音楽再生機にぶち込んで朝、家を出た。地下鉄に乗った。街を歩いた。平たく言うと出勤したわけだが、これがすこぶるイカシた音楽だった。体験だった。いつも見ている景色が変わってみえた。

ポータブル音楽再生機というのはそういう道具である。そういう道具であるが、その道具を使ってどんなものを摂取するかというところが肝要。そらそうじゃ。そら当たり前じゃ。そら、そらが青いなぁ!声が広いなぁ!街が重いなぁ!壁にドラマツルギー、まず鳩に餌をやること。そうすることによって座っている人物のくぼんだ眼窩に過去の哀愁みたいなものが添加されます。音楽によって引き起こされた認識の変容。ため息の裏側で身を潜めている暴力、ブルーグレイの町に郷愁を感じて半泣き笑いで歩く。名盤を手に入れた喜び。

な~んて良い心地で出勤したんだけれども、どーもこれ、疼く。僕も俺も、こんなふうに歌えたらなぁと。ヒーカップと言うの?歌の語尾を裏にひっくり返すテク。青くんはこれが上手い。実に気持ちがいい。真似をしてみるが駄目だ。高音が擦れてしまう。まずは短音から稽古をしましょうとある休日、自室で「ヒェ!ヒャ!ヒョ!ヒュー!」などと発声していると、妻が心配そうに声をかけてきた。「大丈夫…?」ひきつけを起こして死にかけていると思ったそうだ。

これが結構悲しくて僕は冒頭のように気が狂い、煙草を止したというわけだ。煙草を止したことにより、さらに混乱を極めた僕の脳みそはこんな無茶苦茶な提案までしてきたのだ。「酒もやめてみましょうよ」そしてそれから5日経った昨日のこと、実に久しぶりに道頓堀の「かつおの遊び場(というお店)」でライブをしたのだった。禁煙の甲斐あって声は擦れなかったし、禁酒の甲斐あって気持ちは軽かった。しかし。

まるで体がラリッていて、思考が時間に置いていかれているような舞台であった。 終演後も混乱は続いていて、共演のみぞたちか氏のドリンクを自分のものと勘違いしてペチりそうになったり、フラつくでもなくフラついて、物にぶつかったりする。店を出て駅に向かっていたはずが、90度違う道を歩いていた。地図を確認しようとiPhoneを取り出すと画面に「iPhoneは操作できません。5分後にお試しください」といったような、直前にややこしい操作ミスをしたのだお前は、というようなメッセージが表示されている。わけがわからない。まったくアテにならない勘を働かせてやっと駅にたどり着き、ヘトヘトで帰宅。ここで一服キメていいちこを舐めればさぞかし気持ちよかろうなぁと思う。思うが今このタイミングでそのスイッチを入れてしまえば俺はいいちこ1升を乾かし、アメスピ20本を1時間で灰にするだろう。

スプーンにはちみつを垂らして舐め、裏声で「ヒュー!」と発音。シャワーを浴びて眠剤と咳止めを飲み、お布団に入って気を入れて笑い、気を抜いたがなかなか眠れず、楽しいことだけ考えた。

ワンマンライブをさしてもらいます。

予約限定。予約は僕にでも、お店にでも、どちらでも! メール Twitter

10月28日金曜日

梅田ハードレイン
「マキヲクベル-市村マサミワンマンライブ」
開場18:30
開演19:00
料金2000円(ドリンク別)

221028Hardrain

昨日のイベント、酒飲んでブギーの写真。

僕とみぞたちかさんは酒飲まずでした。

ささきたかし

ささきたかしさん。首謀者。 Twitterでささきさんが大和川三助さんのことをツイートされていたところに、僕が話しかけてこの日のイベントが動き始めました。いつもお世話になってばかりで…ありがとうございました!

大和川三助

なんと14~5年ぶりの共演。洒落てはる。 三助さんの曲のなかで特に好きなのがある。昨日はそれを覚えていて下さっており、歌ってくださった。やはり洒落てはる。

みぞたちか

僕のアルバムでもアコーディオンを弾いてくれています。ただもんじゃねぇ。一筋縄ではいかねぇ。 おもしれぇ!!

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