あらかじめあきらめた恋人たちへ

退屈しのぎにきみが首を吊った
ぼくはあわててきみの足を持った
きみの下着の色は 地味だった


足を抱いたぼくをきみの声が叱った
「あんたほんとうすのろ」 白い足がじたばた
椅子を戻すときみは泣いたんだ

きみは薄荷のタバコに「ジッ」と火をつける
ぼくらの救いはとても短い とても短い瞬間です


退屈しのぎにきみが手首切った
血の気がひいていくきみはとても可愛いね


ねえ、どんな、気分だい きみ? ふふふん

包帯ににじむ血を西日にかざしながら
きみは一つため息を短くついたんだ
その音をぼくはいま嬉しく聴いてるよ


こうしているのがいちばんいいな
ぼくらの救いはとても短い とても短い瞬間です

自分の命は自分で使おう
かしこく削って陽気に暮らそう
終わりをポケットにしまって生きてる
きみといると哀しみは少しゆれるから綺麗だなぁ

歌詞『あらかじめあきらめた恋人たちへ』のこと

僕自身はリストカットはしたことがないし、そういう人とお付き合いをしたこともないのですが、 必要な人には必要なことなんだろうなぁとは思います。 しかしリストカットってのはある日ふっと、事故みたいにして死んでしまうことがあるんどろうなぁと。 それは悲しいじゃないか。 共依存という問題もあるけれど、なんとか、こう、なんとかならないものかと、時々考えるのです。 死ぬということに興味もあるしね。