食卓

蛍光灯がジリジリ鳴ってぼくのお部屋は明るいです
空気が暴れているせいか色んな声が聞こえます

俯いたぼくの背中があんまり湿っぽいものだから
どこからか大きなカタツムリがちゃっかり住みついちゃった

栄光なんてつかめなかった 渦巻き菅にささやきが響く
耳をふさげど聞こえてくる 知ってることはうるさいのです

冷蔵庫がブーンと鳴ってる 空腹にひびく暮らしのドローン
食うか食われるかの毎日の面倒さにぼくは殻のなかです

お皿のうえエスカルゴのぼくは かたむく世界からこぼれ落ちそう
でもワインと回るレコードが間一髪空気をグミキャンディにした

なんともはや助かることか チキンとジャズのポタージュにバゲット
パンクとジョークのパテ アシッドソース シャリオディセールにアホのソルベ

平行線の交わるところ あっちとこっちの端と端で
きみはなにをしてるでしょう ぼくはなんとか暮らしているよ

歌詞『食卓』のこと

十年くらい前に書きかけて置いてた歌詞でした。 「食卓」というタイトルを思いついてからは完全に絵が浮かんでつるつる書きました。