グレープフルーツムーン

出鱈目なつぎはぎの世界に独り立ちつくして見上げたうそ臭い空
色紙の星々をグッピーが食べ 素知らぬ顔でターンきめるエンゼルフィッシュ

不快指数高めの一日の終わりにひっくり返った
貝のような僕の上に

天然果汁が降ってくる
甘くほろ苦い月明かり 今夜はそいつをウィルキンソンに溶かし
しばらくほろほろ酔っ払おう


ざわざわと音のある夜の底でなんとなしに見上げたうそ臭い空
歩道橋の影で空き缶つぶす裸のおじさんも手を休めてる


あらゆるしがらみに黙秘権行使して 雨音に合わせて
「誰か、ピアノ、弾いておくれ!」


天然果汁が降ってくる
静かな音をくぐる宵
今夜はそいつに涙一粒
ソルティードッグと洒落込もう

天然果汁が降ってくる
甘くほろ苦い月明かり
なゆたの彼方 太古の光
オー!ナントうつくしい! うそ臭い空

歌詞『グレープフルーツムーン』のこと

東京のライブハウスを探しててみつけた 「三軒茶屋グレープフルーツムーン」という名前があんまり美しかったので作った歌です。 空に熱帯魚が泳いでいることから、夏の歌だと思います。 うん。裸のおじさんもいたしね。裸のおじさんを見て熱帯魚を思いついたのかな。 なにしろエンゼルフィッシュとグッピーが一緒に泳いでいても大丈夫なくらい、 平和な空があったのですよ。 うそみたいに良い空だったんですよ。